新しや事業の軸と、情報のつながりを整える

CASE STUDY

事業はすでに、ひとつだった。伝わり方だけが分かれていた|kaze labo

商品、場、イベント、発信。別々に見えていた活動の中から、すでに存在していた信念を読み取り、ブランドの軸とWeb情報構造へつないだ実践記録です。

CLIENT
kaze labo
PROJECT
ブランド設計/サイト構造設計

本ページは、確認済みの支援内容と納品物を記録しています。未検証の事業成果は掲載していません。

商品も、企画も、実績もある。それでも全体が伝わらない

kaze laboには、すでに商品、場、イベント、SNSや日々の発信がありました。ひとつずつには意味があっても、外から見ると別々の活動に見え、事業全体として何を届けようとしているのかが伝わりにくい状態でした。

新しやが最初に行ったのは、新しい言葉を足すことではありません。既存資料、商品、活動、発信を確認し、その中に繰り返し現れている価値を探すことでした。

すでに、ブランドはあった

商品、場、イベント、発信は、一見すると別々に見えていました。しかし、事業として選んできたものや、SNSを含む日々の発信を読み解くと、その奥には共通する信念がありました。

新しやは、その信念を外から作るのではなく、kaze laboがすでに大切にしてきたものとして読み取りました。

余白を、設計する。

「余白を設計する事業」へ

kaze laboが大切にしていることを、そのまま顧客価値とは決めませんでした。事業主側の価値観と、顧客が商品・場・イベントを通して受け取れる価値を分けて確認しました。

その接続点から、商品や個別企画だけではなく、kaze labo全体を「余白を設計する事業」としてブランドの軸へ整理しました。

読み解く
事業・商品・発信に繰り返し現れる価値を拾う。
分ける
事業主の信念と、顧客が受け取れる価値を分けて確認する。
つなぐ
両者の接続点を、ブランドの言葉と判断基準へ変える。

ブランド設計で整理・納品したもの

  • 事業主の経験・信念と、繰り返し現れる価値
  • 顧客が受け取れる体験と、商品・場・イベントの意味
  • ブランドとして何を届ける存在かという軸
  • 今後の商品・発信・協業で判断に使える共通言語
  • 詳しい思考と根拠をまとめたブランド定義の骨子
  • 関係者が全体像を共有し、判断に使えるBlueprint

言葉になっただけでは、まだ届かない。

事業の源流を、顧客が歩ける情報構造へ

ブランドの軸が言葉になっても、サイト上で商品や活動との関係が示されなければ、顧客はその事業像をたどれません。そこで第2段階として、ブランド設計で整理した軸をWeb情報構造へ展開しました。

ブランド設計とWeb構造設計を別々の作業にはせず、事業の源流から、顧客が理解し、必要な入口を選び、次の行動へ進める情報の順序へつなげました。

実際に設計したもの

Phase 1|ブランド設計

  • 事業・商品・発信に繰り返し現れる価値の整理
  • 事業主側の価値観と顧客が受け取れる価値の切り分け
  • 「余白を設計する事業」というブランドの軸
  • 商品・場・イベント等の役割
  • ブランド定義の骨子
  • Blueprint

Phase 2|Web構造設計

  • 既存コンテンツの棚卸し
  • 公式サイト全体構造と固定ページ階層
  • ページ・URL案
  • ピラー/クラスター方針
  • ページごとの役割
  • 顧客導線と内部リンク
  • WordPressでの実装形式
  • 実装担当者へ渡す管理用資料

実施していないこと

売上、問い合わせ、アクセス、SEO順位、AI検索での引用、購入率、顧客認識などの変化を検証したプロジェクトではありません。この記録では、実際に確認・整理・設計・納品した内容までを扱います。

  • 全ページの本文・記事執筆
  • デザイン制作
  • WordPressへの全面実装
  • 公開後のアクセス解析・改善運用

次の判断へ、渡せる形に。

この支援で残したもの

この支援で残したのは、一度きりの紹介文やサイトマップだけではありません。今後、商品・企画・発信が増えたときにも「kaze laboとして何を大切にするか」を判断できるブランドの軸です。

そして、その価値をWeb上のどのページへ置き、どの情報とつなぎ、顧客をどこへ案内するかを判断できる情報構造です。事業の源流を、次の制作と運用へ渡せる言葉と設計図にしました。

この事例を、自分の事業へ重ねるなら

問題は、商品や発信が足りないことではないかもしれません。すでにあるものの間に、受け手からは見えないつながりが残っている可能性があります。

  • いま最も売りたいものだけが、事業の顔になっていないか
  • 商品、サービス、実績、発信が、それぞれ別の話になっていないか
  • 事業主が大切にしてきた判断が、次の人へ渡せる形になっているか